「老い」をどう生きる?
子どもの世話にならずに死ぬ方法
6月10日発売  中央公論新社(1785円)


 自分はあんな思いを子どもにさせたくないー…母親の闘病に直面したことから老後の自立を考え、約百か所の施設を五年に亙り取材した書き下ろし。

 「いまの世の中、老親の介護に疲れ果て、自分はあんな思いを子どもにさせたくないー と思いつめている親で一杯です。一方では、あんなに子どもに迷惑をかけないと死ねないのかと思って、ますます介護不安がふくらむ。その不安から、子や孫のご機嫌をとる。やたらお金をばらまく。そして、彼らから自立心を奪う親ばかりがうようよしています。
ひいてはそれが日本の将来をダメにしています。では私たち親はどうすれば、介護不安を解消できるのか、どうすれば、子どもを苦しめずに死ねるのか」


第一章 母さん、堂々と病んでください
       “最後の7年”の始まりの日
        母さん、堂々と病んでください
        動けなくなったらどうしよう
        人間の能力が減っていく日

第二章 親孝行を期待したらダメ
        母よ、淡くやさしき光ふるなり
        介護不安が日本を狂わせる
        “アトノ祭りヨ” といいたくないが・・・・
        ホネは拾わなくてもいい?

第三章 母の着物に抱かれるしあわせ
        人は老いると、どんなことが起こるか
        放っといて、早く死なせて
        ホーム行脚、本格的にはじまる
        母.の着物に抱かれるしあわせ

第四章 理想のホームを求めて
        ペットと暮らせるホームがあった・・・・
        福祉はどこへ行った?
        やっぱり、高齢者虐待はあった

第五章 親の自立、子の自立
        妻の病気に弱い男たち
        九十二歳でホームを出た理由
        住まい型ホームに体験入居してみる
        好みと値段が一致しないホームたち


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