第2回 あじさい絵手紙展
あじさいの思い出 <6月16日付読売新聞抜粋>
 コトのはじまりは、スタッフの斉藤始さんが美術館の庭(2500坪ある)に、あじさいを植え始めたことだった。そのころ、私は交通事故に続く、うつ状態のまっただ中にあった。企画会議も出来なかった時期だ。だから、斉藤さんが何を思ってあじさいを植え始めたのかも覚えていない。
 たぶん2000年の春だと思う。私の自損事故は、その1年半前だ。
斉藤さんは、せっせとあじさいを植えていた。来る日も、来る日も植えていた。
きっと、すっかり元気をなくしている館長の私を慰めてやろうという気持ちだったのだろう。01年の春も植えていた。そのころのことでたった一つ記憶に鮮明なのは、01年の6月18日、斉藤さんの植えたあじさいがほんの少し咲き始めたころ、玉村の女性が美術館に来た。
 「センセイ。温泉に入れますか?」 とその人が私に聞いた。
私は乳がんの手術以来、5年3か月、まったく温泉に入る勇気を無くしていた。
 「私は、入れません」
正直にそう答えた。 思えば、あの頃が私の人生、最低、最悪の頃だった。乳がんに続く、交通事故、うつ、70歳の大台に乗る。
どんな気持ちで70代を生きればいいのか。頭の中は混乱していた。自分がそういう情けない状態なので、私はその女性に同情した。なんとかこの人を好きな温泉に入れてあげたいと思った。
 「温泉はみんなで入れば怖くないよ。きっと……」
といって作ったのが、「1・2の3で温泉に入る会」という女性のためのがん患者会だ。今その会は全国組織になり350人が会員になっている。
 斉藤さんが植えてくれたあじさいは、1年ごとに花を増し、美しさを増す。最近、当館は、ちょっとしたあじさいの名所になってしまった。昨年それを記念して募集した「あじさい絵手紙コンクール」には、信じられないほどの応募があった。
 今年も、あじさいの季節。
雨の中、くもり空の下、重いほど美しい花手毬を見ていて思う。
(人生。悪いことのあとには、きっといいことがあるんだ。あの時、諦めないでよかったなア)
今年も、「あじさい絵手紙コンクール」の第2回をやることにした。
 当美術館は、「あじさい」が6月から8月いっぱいまでまで咲き誇ります。
そこで、昨年に引き続き「あじさい絵手紙展」を関催することにいたしました。
昨年は400名あまりの方に応募して頂きました。
今年もみなさまの傑作をお待ちしております。
 
1. テーマ @ 俵萠子美術館のあじさい
A あじさい
 
2. 応募要綱 @ はがきサイズ(148mmXlOOmm)官製、私製どちらでも
A 作品の裏にお名前、ご住所、電話番号をお書きください。
B 作品は封書で美術館宛郵送。
   又は美術館に直接お持ちいただいても受付けます。
C ご応募はお一人様10点までとさせて頂きます。
 
3. 出品手数料 @ 1点に付1000円
A 郵便口座: 記号10430 番号31953851(有限会社萠)
   にお振込みください。
 
4. 応募期間 平成18年6月15日〜7月15日
 
5. 展示期間・場所 @ 平成18年8月10日〜20日
A 俵萠子美術館内夢工房
B 額装にて展示いたします
 
6. 審査員 俵萠子(俵萠子美術館館長)
浅見明子(ささや・木漏れ日館館長)
椎葉正幸(陶芸家)
 
7. 入賞
  (入賞はお一人1作品)
 賞状及び俵陶芸作品他
あじさい大賞 1名
優秀賞     5名
奨励賞    10名
佳作      50名
俵萠子賞・浅見明子賞・椎葉正幸賞 各1名
 
8. 発表 出展者に郵送でお知らせする他当ホームページに掲載
 
9. 表彰式・祝賀パーティ @ 日時:8月10日午後1時〜
A 会場:俵萠子美術館を予定しています
B 入選者は、陶板に絵手紙を描いて頂きます(希望者)
C 俵ミニ講演
D パーティ
E 陶板絵付けとパーティ参加費:5000円
 
ご宿泊を希望される方にはホテルなどをご紹介します
 
10. 応募・お問合せ先 〒371-0101群馬県勢多郡富士見村大字赤城山1789-64
TEL 027-288-7000
FAX 027-288-8700
yume@tawaramoeko.com
 
11. 備考 @ 主催者は応募作品の使用権を有します
A 作品返却希望の方は作品に宛先を書き、50円切手を貼ってください。
  または、直接美術館にお越しください(8月22日〜28日の間)
 
●応募作品はすべて展示いたします
応募多数の場合は会期中入替えするかもしれません。ご了承ください